実際に食べてみたが、これがまた想像以上に美味。やや大判なのでナイフを入れたりフォークで折るなどしたが、その感触から弾力があって硬そうに思えるものの、食べた瞬間にプリプリとしたパスタが砕けていき、パルミジャーノの芳醇な薫りが嗅覚を包み込み、味覚を魅了する。そして最後に訪れる「しつこくないがディープなコク」。ほんのりと後味として漂う花のような香りもたまらない。

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・幸せな時間はその枚数に比例する
1人前で8枚のクロゼッティが皿に盛られるが、いっさい飽きることなく食べ続けられるため、一枚一枚食べて減るたびに「ああ、もう少しで終わってしまう」という悲しい気持ちがこみあげてくる。幸せなのに悲しい。もっと食べたい! 幸せな時間はその枚数に比例するのだ。ちなみにコースの場合はクロゼッティが少なめとなるが、追加料金で多めにしてもらうことも可能だ。もちろんアラカルトの注文も可能である。

・「味がむやみに強くない」のが素晴らしい
これは「マジカメンテ」の料理全体にいえることだと思うが「味がむやみに強くない」のが素晴らしい。過剰がいっさいなく、まさに絶妙なバランスであり、食材ひとつひとつが適切な味を保っている。これはなかなかできることではない。まさにシェフが成せる技といえる。

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