■”暴力による革命”を肯定する”極左暴力集団”がクリーン戦略で杉並区議に立候補

さて、野村秋介烈士は自らを飾ることも、偽ることもなく国を愛し、世を憂いた活動家であったわけですが、極左暴力集団・過激派「中核派」の活動家たちが意図的に素性を隠し、東京・杉並区議への出馬に向けて準備を始めたようですね。

今さら中核派の何たるかを語る必要すら感じませんが先ずは簡単に。

【マルクス主義学生同盟 中核派】革命的共産主義者同盟(革共同)は結成以来分裂を繰り返し、昭和38年に革マル派と中核派を誕生させるに至りました。成田闘争等を経て、数々の放火や非合法活動を繰り返し、革マル派等との内ゲバでは50人近くを殺害しており、負傷させたのは数千人にも及ぶといわれるほど。現在もメンバー数名に対し、殺人や放火といった容疑で指名手配がなされている目的達成のためなら殺人も厭わないという恐ろしい組織なのです。

最近では労働組合「東京管理職ユニオン」を隠れ蓑に、企業へ人材を送り込み労働問題をでっち上げ、解決金名目で恐喝紛いの事案を繰り返し活動費を作っているようです。

極左暴力集団・過激派のメンバーであっても、日本国籍を持っていれば我が国では被選挙権が認められます。選挙に出馬し、日頃の非合法活動とその野蛮極まりない革命理念を広く訴えることは自由でしょう。現職の議員の中にも過激派のシンパといわれる人が実に多くいます。

問題なのは自身の正体を隠し、上手にイメージを作り上げ、世間を欺き出馬するという性根が許せないのです!

洞口朋子・齋藤郁真両氏に申し上げます!

あれだけ暴力を肯定し、殺人さえも厭わないあなた方が、暴力による革命を至上としてきたあなた方が、こそこそと正体を隠し立候補するのですか?恥ずかしくはないのですか?

なぜ極左暴力集団・中核派を堂々と世間に名乗らないのでしょうか? 中核派の活動が世間から嫌悪されているのをご存知だからですか? 活動家としてのプライドはないのですか?

そもそも「選挙で勝つ革命」を否定していたにも関わらずなぜ立候補なのですか? あなた方の革命に対する覚悟とは、かくの如く安っぽく低俗で、誇りも浪曼の欠片もないものなのですか?

民衆に紛れ込み、顔をヘルメットとマスク、サングラスで隠し、闇に隠れて非合法活動を行うなんてのは卑怯千万だと考えませんか? その延長で清潔なイメージを作り杉並区民を騙すのですか?

かつて私たちの先輩方は国を思うが故に、維新を目指し決起しました。そこには血も涙も通った「悲しみ」さえありました。反ってあなた方の目指す革命に暖かい血と涙はありますか?大きな悲しみはありますか?大切な家族、美しい郷土はありますか?尊い祖国はどこにあるのですか?あなた方の身勝手で「未熟な正義」によって私たちの祖国日本を蹂躙することは許しません!

杉並区の住民がこんな卑怯で狡猾な極左暴力集団に騙され、議会が冒涜されることは何があっても阻止しなければならないと考えます。

今回のコラムで皇后陛下、野村秋介烈士について書くつもりが、よりによって中核派の話題で締めることになり、大変に申し訳なく思っています。

改めて野村秋介烈士のご冥福をお祈り申し上げます。