こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

最近、ネット上で「日本人女性になりすました韓国売春婦集団がマカオで逮捕」という投稿が話題になっています。

調べたら、なんと3年前にものぼる、2015年の事件でした。以下は機関メディアの人民網の報道です。

マカオ警察によって逮捕された21人の韓国人売春婦

http://pic.people.com.cn/n/2015/0421/c1016-26880232.html
人民網 2015年4月21日

こちらは中国の地方メディアの報道です。写真もたくさんあります。

http://www.wenxuecity.com/news/2015/04/21/4207369.html

2015年4月20日、マカオ警察が韓国人売春集団を摘発し、中国人男性8人、韓国人男性10人、韓国人女性21人を逮捕しました。この韓国売春集団はマカオで2ヶ月間、活動をしており、逮捕女性の年齢は24~37歳とのこと。現地警察の発表によると、1回の取引の金額は6,000~20,000人民元(約10万~32万円)で、逮捕当時に韓国売春集団の合計取引額は300万人民元以上になっていました(約5千万円)。

また2015年8月21日にもソウル警察がマカオ警察と協力して、マカオで80人の韓国人売春婦を逮捕しました。彼女たちは日本人女性になりすまし、着物を着て、カタコトの日本語で中国人客を誘っていたようです。

http://club.kdnet.net/dispbbs.asp?id=11122520&boardid=1

この背景にあるものは何なのでしょう? 逮捕された主格犯の南(ナム)氏の供述によると、中国人男性は日本人女性が好きであるという好みに合わせ、日本人女性になりすますように指示したといいます。昨今、中国では日本女性が出演するAVの海賊版が流行しており、中国人男性の間で日本人女性が好まれる傾向が高いというのもあるかもしれません。

しかし、私はその一方で、韓国人らの間に「悪いことをしたら、日本人と名乗れ」という風潮があることが大きいと思うのです。

金完燮氏はかつて『親日派の弁明』(草思社)の中で、韓国では学校や家庭で「外国で悪い事をする時は日本人と名乗りなさい」と教わるというエピソードを紹介していました。また、アンチ日本で有名な韓流俳優チャ・スンウォンにいたっては「悪いことする時は必ず日本人と言うんだよ」と公言しています。

韓国人売春集団にとっては、中国人客をうまく騙せる上に、日本人女性に罪を擦り付けられ、一石二鳥といったところではないでしょうか。しかし、いまや韓国人による”売春産業”はマカオだけでなく、台湾やオーストラリア、アメリカなど、世界中に広がりを見せています。よもや日本の名誉が汚されることがないよう、監視の目を光らせる必要がありそうです。

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