立憲民主党最高顧問である菅直人元首相の(72)がツイッターで原子力発電所問題について訴えかけたものの、有権者から嘲笑が集まる事態となっている。

菅氏は30日に自身のツイッターを更新。「経産委員会に所属することになり、今日は初めての部会でした」と報告。「原発ゼロ基本法を審議入りさせるための戦略を協議しました。与党と他の野党への働きかけが必要で、そのためには皆様からも各党に審議入りを強く要求してください」とし「ブログに背景を説明しておきました」と記した。

実際、ブログには、「原発ゼロ基本法の審議入りに消極的な国民民主党」というタイトルのエントリーが投稿されており、今年3月に野党4党で「原発ゼロ基本法」を提出したものの、「与党だけではなく、国民民主党も審議入りに消極的」と批判的な文章がつづられており、「国民民主党は原発ゼロ法案に対し賛否を明確にしていません。(中略)国民民主党の参院経産委員長が衆院での審議入りを妨害するのは国会議員としてあるまじき行為です」と批判していた。

しかし、菅氏のツイッターには、「菅さんが何もしないのが原発問題のために一番いいと思いますよ」「原子力発電技術自体が即悪でもはないですが関わる人に左右されますね。それが明確に反映されている法案でありますように」といった声をが集まっていた。

原発について発言するたびに批判を集める菅氏。「ブーメラン」との声も多く飛び交っているが、果たして有権者の声を聞いて菅氏が自覚することはあるのだろうか。