「限りなく天国に近い教会」といわれるのも納得で、「神々しい」という言葉はこのような場所のためにあるのだと思うほど。少しでも神に近づこうと、このような場所に教会を造った人々の気持ちを思うと、胸が熱くなります。

14世紀に建てられたツミンダ・サメバ教会は、典型的なジョージア正教の教会。

中世の戦乱の時代やソビエト時代には、大切な宝物や聖遺物がここに保管され、ジョージアの人々の信仰を守る役割を果たしていました。こうしたエピソードからも、この教会が簡単にはたどり着けない秘境であったことがわかります。

教会の手前の草原には、草を食む馬たち。

山と教会、馬が織り成す原始的な風景を眺めていると、21世紀にこのような場所が残っていることが奇跡のように感じられます。

雄大な自然と純粋な信仰心の融合によって生まれたここだけの風景は、「これぞ絶景!」とでもいうべきとびっきりの景色。

きっと、いつまでも忘れられない風景として心に残ることでしょう。

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