地中海に浮かぶ楽園のような島国、マルタ共和国。

豊かな自然とたっぷりの日差しに恵まれたこの国は、地中海の要衝という立地からさまざまな文化の影響を受けながら発展してきました。

近年では、その美しい風景が日本でも知られるようになり、日本人観光客も増加中。とはいえ、まだまだ「マルタがどんな国なのかよく知らない」という人が多数派ではないでしょうか。

マルタってどんな国?― マルタが気になり始めたあなたは、まずはこの国に関する基本的な情報をおさえておきましょう。

・地中海に浮かぶ小さな島国

マルタ共和国は、地中海のほぼ真ん中に浮かぶ島国。

マルタを構成しているのは、おもにマルタ島とゴゾ島、コミノ島の3つの島で、国土面積は316平方キロメートルと、東京23区の半分ほどの大きさしかありません。

人口は42万人。キリスト教カトリックが国教に指定されており、国民のほとんどがカトリック教徒です。

かつてイギリスの統治下にあったことから、公用語はマルタ語と英語。語学学校も多く、英語圏のなかでは比較的物価が安いことから、英語留学先としても人気を集めています。

・7000年以上の歴史を誇る国

小国でありながら、「地中海文明の源」と考えられているマルタは世界有数の長い歴史を誇る国。マルタの歴史は、紀元前8000年または紀元前5000年ごろの巨石神殿文明にはじまります。

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