現在のアラス城は個人の所有となり、城博物館として一般に公開されているほか古城としても利用されています。古城ホテルの部屋はどれもシックで落ち着いたインテリア。実際に領主たちが使用していた部屋に滞在すれば、この城が歩んできた歴史の重みを直に体感できるでしょう。
古城レストラン・カフェは宿泊客以外の利用もできます。重厚な雰囲気の漂うレストラン内のほか、天気の良い日はテラスから山々を望みながらの食事も気持ちが良さそうです。
筆者が頂いたのはサケのムニエル。種類は多くありませんが食事のほかカフェメニューもあります。城博物館の見学後にここで休憩をするのもおすすめ。筆者が訪れた際には、周辺でハイキングをしてきたと思われるグループも何組か見られました。
アラス城へのアクセスには自動車が必須。または最寄りのBullay駅からタクシーを利用します。アクセスは簡単ではありませんが、「誰でも簡単に来れる場所でない」という事実が旅心をくすぐるのも事実です。
モーゼル川沿いの秘境にたたずむアラス城。かつて巨大な権力をふるった城も、今ではひっそりとその姿を隠し、選ばれし訪問者の到来を待っているのです。
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