京都土産の定番のひとつが、「よーじや」のあぶらとり紙。そのよーじやが展開するカフェがあるのをご存じでしょうか。

化粧品や化粧雑貨を手がけるよーじやとカフェ。あまり結びつかないかもしれませんが、「あぶらとり紙を求めて混雑している店内のお客さんに、ゆっくりくつろいでもらいたい」という気持ちがはじまりなのだそうです。

よーじやカフェは、祇園、銀閣寺、嵯峨野嵐山、羽田空港第1ターミナルの計4店舗。なかでも、「伝統的な和の雰囲気が味わえる」と評判なのが、銀閣寺近くの哲学の道にある銀閣寺店です。

大正時代に宝石商が建てた別荘を利用した「よーじやカフェ銀閣寺店」は、一見老舗旅館か高級料亭かと思うほど、貫禄たっぷりの門構え。

ドキドキしながら門の中に入ってみると、京都の名刹を思わせる、手入れの行き届いた美しい日本庭園が広がっています。

門を入って左手にあるカフェでは、窓に面したお座敷から、この庭園を眺めながらカフェタイムが楽しめるのです。日本の伝統美を感じる「和」の空間で過ごす昼下がり。なんて贅沢なのでしょう。

よーじやカフェ銀閣寺店では、畳の上にしいた座布団に腰かけ、お膳でいただくというユニークなスタイル。お客さんみんなが同じ方向を向いて座っているというカフェも珍しいのではないでしょうか。

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