日本人にとって、旅の醍醐味の1つといえばお弁当。

海外にはあまり駅弁という考え方が無いため、海外の人々も日本にくるとそのお弁当の種類の多さに驚くほど。

例えば、米どころ新潟が誇る絶品の駅弁「えび千両ちらし」、群馬県が誇る美味しい駅弁「登利平(とりへい)」の鳥めし弁当に、お弁当としてもおつまみとしても美味しく味わえる「国技館やきとり」、そして名古屋のひつまぶし巻き、さらにはサバサンドなど、さまざまな駅弁がある。

そんな美味しい駅弁の中から、今回は、広島県民なら誰もが食べた事があると言ってもいいほど有名な、広島を代表するお弁当の1つをご紹介したい。

それが、むすびのむさしの「おにぎり弁当」だ。

・今年で創業60年を数える、広島のおにぎりとうどんを提供するチェーン店、それが「むさし」
こちらのお店、広島県人であれば知らない人がいないと言っても過言ではないほどの「むすび(おにぎり)」の美味しい有名なチェーン店。広島県内には10店舗を展開しており、毎日の食事だけでなく、行楽のお供のお弁当なども提供しているのだ。

さらに、広島県人なら絶対に見た事があるTSS(テレビ新広島)のプレゼント企画のCMである「TSS味なプレゼント」でもお馴染みのお店、それが「むさし」なのだ。

そんなこちらのお店、創業は1958年(昭和33年)。

1958年(昭和33年)と言えば、東京タワーが完成し、長嶋茂雄氏がデビュー、1万円札が発行され、軽自動車スバル360やオートバイのスーパーカブ、即席チキンラーメンや缶ビールなど、現在の私たちの生活にも影響するような出来事や商品が発売された年。

そんな日本の輝かしい時代にこちらのお店は産まれたのだ。

・累計1億2000万個も売り上げてきた自慢の俵むすびが5つも入った「おにぎり弁当」

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