政治や文化、また科学研究・技術革新において大きな勢力となっており世界最大の国民経済を有する先進国アメリカ合衆国。
その最大の都市であるニューヨーク市の中心部マンハッタンは、世界の商業・経済・文化面において、最前線を行き、常に多大な影響を及ぼしています。
そんな日々変動する流動的なエネルギーに満ち溢れたマンハッタンの中で、より多くの高層建築や商業施設が立ち並ぶミッドタウン地区5番街は、アメリカの有名デパートやハイブランドの路面店が立ち並び、多くの人がショッピングを楽しむために集まります。
今回は、そんなニューヨーク・マンハッタンのど真ん中にある全米最大の教会「セント・パトリック大聖堂」をご紹介しましょう。
周りとは全く違う厳かな空気を纏ったセント・パトリック大聖堂の前に来ると、ふと足を止めずにはいられません。
現在もミサや結婚式・お葬式などが執り行われていますが、普段は一般公開されていて、連日多くの観光客が訪れています。
教会の中に一歩足を踏み入れると、そこには賑やかな外のショッピングエリアにいたことを完全に忘れてしまうほどの神聖な空間が広がっています。
エントランスから入ってすぐに見える突き抜けるような高さの天井を見上げると、思わず言葉を失ってしまいます。
実はセント・パトリック大聖堂は4年前の2015年に、延べ3年間を費やした大改修を終えました。
歴史あるネオ・ゴシックの建築様式は変わりませんが、新しく建て直したような美しさに生まれ変わっています。
教会内のいたるところに施されたステンドグラスの数々。
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