ベトナム最大の都市、ホーチミン旅行の楽しみのひとつが、カフェめぐり。フランス植民地時代の面影を残すコロニアルカフェやローカルチェーンカフェ、古アパートに店を構えるレトロモダンなカフェなど、さまざまなスタイルのカフェがひしめき合うホーチミンは、文字通りのカフェ天国です。

ホーチミンのおしゃれカフェは、「ホーチミンの銀座」と呼ばれるドンコイ通り周辺に多いですが、観光の中心から少し外れたエリアにも、わざわざ足を運ぶ価値のあるカフェが存在します。

そのひとつが、ホーチミン1区の北に位置する「ヴィンテージ・エンポリウム(The Vintage Emporium)」。サイゴン大教会からタクシーで7分ほどのところにある一軒家カフェで、在住外国人にも人気の高いお店です。

その人気の理由が、大都市の喧噪を忘れるおしゃれでゆったりとした空間。インドシナ時代をコンセプトにしたコロニアル調のインテリアに、少数民族の素朴なテキスタイルを融合させたハイセンスな店内では、ゆったりとした時の流れが感じられます。

優雅なのに、ノスタルジックで温かみがあって、気取りすぎていない、そんなバランス感覚が絶妙ですね。

ブルーと黒の模様が施された床のタイルもキュート。

評判のカフェだけあって、ホーチミン在住外国人はもとより、わざわざタクシーに乗ってやってくる旅行者も後を絶ちません。

ヴィンテージ・エンポリウムならではの、スローで上質なひとときを楽しむなら、朝の早い時間帯がベスト。朝は7時から開店していて、モーニングメニューもあるので、ここで一日のスタートを切るのもいいでしょう。

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