いよいよ折り返し地点に差し掛かり、盛り上がりを見せてきた、話題のドラマ。そう、木村拓哉さん演じる天才シェフ尾花夏樹がミシュランの三つ星レストランを目指す『グランメゾン東京』。そんな『グランメゾン東京』のロケ地の一つとなっているのが、ここ、〝東京ベイ東急ホテル〟だ。

何を隠そう、Kis-My-Ft2の玉森裕太さん演じる平古祥平がレストランの料理長を務めているホテルがこちら。

東京ディズニーリゾート(R)へもほど近い新浦安地区のロケーション抜群の空と海を感じるホテルに一泊二日の旅。

お目当ては、ドラマにも登場する、あの絶品グルメ。果たしてどんな味なのか!?

海と空を感じるホテル

そこはまるで別世界。都心からわずか30分というロケーションにして、空と海に囲まれたリゾート感溢れるアーバンリゾート。1Fグランドフロアは、まるで深い海の中にいるかのような幻想的な空間が広がる。

2Fロビーフロアはフロント、キッズスペースにレストランがあり、海を回遊する魚群を彷彿とさせるような明るく華やかな世界観。

そして3Fには『UMIKAZE TERRACE』というデッキスペースが広がり、BBQなどを楽しむことができる。

それにしても頬を撫でる海風が心地よい。

夜にはライトアップされて幻想的な景色が広がり思わず息をのむような美しさだ。

ちなみにホテルのすぐ脇には一面に広がる東京湾。海沿いには遊歩道が続く。やけに長い歩道だなと思ったら、実はここ、「レッドブル・エアレース」の臨時滑走路のよう。どうりで長いハズだ。

グランメゾン東京ロケスポット

そしてこの遊歩道の一角に佇むベンチ。みなさんこれですよこれ。『グランメゾン東京』にも登場。

このベンチに座って東京ベイ東急ホテルを見上げると、そこは丁度ホテルの裏手にあたり、非常階段が目前に。ん? どこかで見覚えが!?

はい。『グランメゾン東京』ファンの方たちはもうお気づきだろう。この非常階段もまたドラマに登場。

玉森裕太さん演じる平古と及川光博さん演じる相沢との会話シーンに使われていましたね。


魅力のコンセプトルームの数々

さて。今回宿泊したお部屋は、17Fのベイフロントラージコーナーツイン「KAZE」

大きな窓が2面あり、ふた方向の景色を独り占め。

ベッドから拝む日の出は最高です。

朝日によって海面に映し出される筋光はまるで天に続く道のようで、ため息が漏れるほどの美しさでした。

この時期だと午前6時くらいが日の出。宿泊の際は絶対に早起きして見ておくべきです。

そもそもこちらのホテル。

いずれの部屋もかなり広々とした空間で、湯船と洗い場が別れているセパレートのバスルームとなっている他、クローゼットも広く取られている。

なんでも、近隣のホテルの中では最も部屋の面積が平均的に大きく取られているらしい。

また。いくつか存在するコンセプトルームが面白い。こちらの部屋は『ワンダーランド』

憧れのオモチャ箱をそのまんまお部屋にしたような空間にワクワクさせられる。

ちなみに、このお部屋にはベッドはなく奥の就寝エリアでは布団を敷いて休むタイプ。旅館でもないのに家族一緒に川の字になって寝れるのが素晴らしい。

一方こちらは、文字通りお姫様気分を味わえる『プリンセスルーム』

白とピンクを基調とした内装とレース付きのベッド。

ガラスケースの中には、真珠のアクセサリーやハイヒールなどが飾られていて、ディズニーファンとの親和性も高そう。子供から大人まで幅広い年齢層の女性が喜びそうな空間である。

さらに「海遊館」をテーマに海の中にいるような空間が演出された『サブマリン』は深海にいるような佇まいで、まるで海の鼓動が聞こえてくるような雰囲気に圧倒される。

そしてこちらの豪華なお部屋は『ベイフロントスイート』

最上階に位置し、抜群の眺望を満喫できるエグゼクティブな客室。

とはいえ。清潔感がありどこか安らげる穏やかな高級感で敷居の高さを感じることはなく、むしろ親近感を覚える。

ただし、いくらこちらが一方的に親近感を覚えても恐らく筆者のような庶民には一生、縁の無いお部屋だ。

それにしてもひときわ目を引くバスルーム。透明使用なのは、入浴しながら壮大な景色を望むため。ちょっとした露天風呂気分を味わえる。

もちろんブラインド機能があり、目隠しもできるのでご安心を。はぁ。こういうお部屋に一度は泊まってみたいものですね。

「グランメゾン東京」グルメ

そしてお待ちかねのディナータイム。食事の提供は、2Fロビーフロアの一角にある『CORAL TABLE(コーラルテーブル)』。

サンゴの森をモチーフにしたスタイリッシュでありながらカジュアルな空間で、東京ベイの穏やかな海と空を眺めながら食事を楽しめることができます。

そして何より嬉しいのがオープンキッチンなので玉森裕太さん演じる平古が総料理長を務める調理場を覗けること。

メイン料理を選択し、オードブル、サラダ、スープ、ピッツァ、ソフトドリンクバー付。

筆者は、『ブイヤベース風ディナーセット』を注文。

コクがあって濃厚な魚介のスープは絶品。

そしてこちらは朝食ブュッフェの店内の様子。

様々な料理が並ぶ中、特に目を引いたのがこちら【カラフルオムレツ】

味やタイプを選択することが可能。

セミオーダー形式とはいえ朝から目の前で作ってくれるのは嬉しいですね

筆者は、イカスミの浦安オムレツを選びました。

ご覧ください。見た目は真っ黒。ですが味は抜群。

さて。夜のブュッフェに戻ります。遂に来ました。ドラマ『グランメゾン東京』にも登場した『キュッシュ』。

ドラマでは、香ばしさを出すために試行錯誤。玉森裕太さん演じる平古が最高の『キッシュ』を作り上げる姿が描かれていました。

ちなみに『キュッシュ』とは、卵と生クリームを使って作るフランス、アルザス=ロレーヌ地方の郷土料理。

そして東京ベイで食べられる実際の『キッシュ』もまた香ばしい。濃厚な卵のコクとサクサクの生地の組み合わせが癖になります。

さて。東京ベイ東急ホテルでは、現在【11月11日(月)から12月25日(水)】クリスマスフェアを開催中。

ローストチキンに焼きたての窯焼きピッツァの他、現在放送中のTBS日曜劇場『グランメゾン東京』に登場した『キュッシュ』をはじめ、焼き加減にこだわったジューシーな味わいの『ローストビーフ』も提供されるそうです。

日常にちょっとした贅沢を。『グランメゾン東京』ファンはもちろん、多くの人に癒しと感動を与えてくれるホテルだと思いますので是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。