南西ドイツに広がる黒い森。その南に位置するフライブルクは環境都市として知られているほか、黒い森観光の拠点として人気の町です。

旧市街の中心に立つ大聖堂やパステルカラーの家々、中世の面影を伝えるいくつもの門がつくり出すフライブルクの街並みは、どこか落ち着いた雰囲気。小道に入ればアンティーク点やセレクトショップなどが並ぶなど、そぞろ歩きの楽しい町です。

そんなフライブルクで開催されるのは、周囲の街並みと調和した温かみのあるクリスマスマーケット。グリューワインやクリスマスオーナメントといった定番の屋台ほか、この町や黒い森に関連する商品などローカルものも多いのが特徴です。

フライブルクのクリスマスマーケットは、マルティン教会周辺の市庁舎広場(Rathausplatz)とフランツィスカーナ通り(Franziskanerstraße)が主な会場。このほか市庁舎広場から西に伸びるトゥルム通り(Turmstraße)や「カルトッフェルマルクト(Kartoffelmarkt)」にも屋台が並びます。

メイン会場である市庁舎広場。バルコニーで控えめにクリスマスツリーが輝く新市庁舎の前には、食べ物や飲み物のほか主に手工業製品を取り扱う屋台が集まっています。

食卓を彩る食器やクリスマスムードを盛り上げてくれるオーナメントはハンドメイドが多いのが特徴。ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げられた品からは、職人の熱意と温かみが感じられます。

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