エメラルドブルーに輝く海が広がる憧れのリゾート地、マイアミ。フロリダ州の都市で、一年を通して温暖な気候ということもあり、世界中から多くの観光客が訪れます。
またフロリダ州への日本人観光客の数は米国の全州の中で第4位にランクされているほど、日本人にも人気の観光地。
今回は、そんな世界中の人々が集まるマイアミで1913年開業以来100年以上続く老舗レストラン「ジョーズ ストーンクラブ(Joe’s Stone Crab」をご紹介しましょう。
・100年以上の歴史を感じるサービス・内観
店内に入ると、その歴史を感じざるを得ない重厚感のある空間が広がっています。わかりやすい豪華さや派手さはありませんが、どっしりとしたクラシックな空気感が漂います。
・注文マストの看板メニュー「ストーンクラブ(Stone Crab)」
お店の名前にもなっている「ストーンクラブ」とは、正式にはフロリダストーンクラブという巨大なツメが特徴のカニのこと。
店員の方が興味深い話を教えてくれました。
「我々はストーンクラブを殺さないんです。」と。
「ストーンクラブを食べにきているのに、どういうことだろう?」と思われる方もいるかと思いますが、説明を聞いて納得。
カニのツメを切断した後は、また海に返すとのこと。そうすると、そのツメは数年をかけて再生されるということ。
ストーンクラブを食べる=ストーンクラブツメの部分を食べる、ということのようです。
殻は丁寧に割られて提供されます。
手を使ってその殻を取ると、ぎゅっと詰まった身が姿を表します。
付け合わせでマヨネーズベースのソースが提供されますが、蟹肉そのものに旨味があるので、ソースをつけなくても美味しくいただけます。