1732年の火事、1748年の地震で損傷したものの、マフムト1世の時代には修復工事がなされ、現在も建設当時の面影を十分に残しながらエディルネの人々の信仰の場となっています。旅行者の多くはセリミエ・モスクを訪れるため、このモスクは比較的静かでひっそりとしており訪問者も地元の人たちが多数を占めます。そのため、モスクそのものの神聖な祈りの空間の雰囲気をより感じることができるでしょう。
モスクに入った真正面にある二つの青いタイルには、ドームの装飾と同じくらい目を引く美しさがあります。このタイルの作者は、同じくオスマン朝の首都が置かれていたブルサにあるイェシル・ジャーミィのタイルをつくった職人と同じと推定されているのは、あまり知られていません。
エディルネの見どころはセリミエ・モスクだけではありません。せっかく足を延ばしてトルコの西端に来たのなら、コンスタンティノープル陥落以前のオスマン帝国における最大規模のユチュ・シェレフェリ・モスクに訪れてみてはいかがでしょうか。
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名前 ユチュ・シェレフェリ・モスク(Üç Şerefeli Camii)
所在地 Sabuni Hükümet Cad. 22100 Merkez/Edirne Merkez/Edirne
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