クロアチアの人気都市ドゥブロヴニク。アドリア海に面した旧市街は立派な城壁に囲まれ、海洋大国だったこの町の歴史を訪れる者に語りかけてくれます。
真っ青なアドリア海とオレンジ屋根のコントラスト、太陽を受けて輝く歴史的建造物など日中の街並みも素敵ですが、実はドゥブロヴニクは夜も素敵。旧市街全体がセンス良くライトアップされ、その中での散策は格別なのです。
夜の散策を楽しむには、まず日没が何時頃なのかを確認しておきましょう。夏は太陽の昇っている時間が長いヨーロッパ。ドゥブロヴニクの場合は6月後半の日没時間が8時半ころになり、それが7月後半から8月頭にかけては8時前後、8月後半にかけては7時半ごろに日が沈みます。
散策のまえにウォーミングアップとして、アドリア海の夕日を眺めるのもおすすめ。旧市街の南側、大聖堂から真南へ進んだあたりには手頃なバーがあり、海岸に面した特等席でビールやカクテルが楽しめます。
昼間は真っ青だった空が時間の経過とともにオレンジからピンク、紫へと色を変えていく様子はなんともメランコリックですね。
バーへの入口は城壁の一部になっていますが、小さいので少し見つけにくいかもしれません。まさに知る人ぞ知る「隠れ家」のようです。
日が暮れたらさっそく夜の旧市街散策をはじめましょう。暗くなると同時に建物に灯りがつき、神秘的な光景が目の前にひろがります。
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