北ドイツの町ハンブルク。中世からハンザ都市として栄え、現在でも世界中から貨物が集まるドイツ最大の物流ターミナルとして重要な役割を果たしています。

そんなハンブルクで必ず訪れたいスポットといえば、世界遺産にも登録されたスパイヒャーシュタット(赤レンガ倉庫街)にある「ミニチュア・ワンダーランド」。

ドイツで最も人気のある観光地のひとつでもあり、年間100万人以上が訪れる人気スポットです。

世界各地の様子がジオラマで忠実に再現された「ミニチュア・ワンダーランド」。2001年にオープンしてから拡張しつづけ、現在はレイアウトの広さが1499㎡とこの類のテーマパークとしては世界最大規模を誇ります。

オープン当時はドイツ中部、オーストリア、クヌッフィンゲン(架空の町)の3エリアがあるだけでしたが、年を追うごとにアメリカやハンブルク、スイスなどと地域を拡大。最近では2018年にイタリアのヴェエチアが完成し、今後はモナコやプロヴァンス、南アメリカのエリアがミニチュアサイズで建設される予定です。

ドイツの城を代表するノイシュヴァンシュタイン城もこの通り。

ミニチュア・ワンダーランドの見どころは、なんといっても細かいところまでリアルなジオラマの数々。オリジナルの風景を忠実にしながらも、よく見るとちょっと間抜けな銀行強盗やトイレを待っているサンタクロースなど、思わず笑みがこぼれてしまうようなシーンも沢山隠れています。

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