北ドイツの町ハンブルク。北海に注ぐエルベ川から100kmほどの場所にある港湾都市は、ヨーロッパを行き交う貨物のターミナルとして重要な役割を果たしています。

エルベ川沿岸では停泊する船がそのまま博物館になっているほか、世界遺産にもなっている倉庫街周辺にはミニチュア・ワンダーランドをはじめとする見どころやお洒落なカフェも豊富。2017年にはコンサートホール「エルプフィルハーモニー」もオープンし、ますます目が離せないエリアです。

そんな港町ハンブルクで食べてみたい名物料理が「ラプスカウス」。「船乗りのおじや」という別名がある様に、かつては航海中の船乗りたちが食べていた料理です。

ラプスカウスが食べられるレストランはハンブルク市内にいくつもありますが、雰囲気も重視したいのであれば聖ミヒャエル教会の目のまえにある「Krameramtsstuben(クラマーアムツシュトゥーベン)」へ行ってみましょう。

レストランがあるのは、17世紀に建てられた建物の中庭部分。通りからは分かりにくいですが、写真の看板が目印になります。

または入り口の樽にもレストランの案内があります。

中庭に入りしばらく進むとレストランの入口があり、店の前にもテーブルが並んでいます。天気の悪い日は店内でも良いですが、そうでなければ雰囲気ある建物が見渡せる中庭の席がおすすめです。

「Krameramtsstuben(クラマーアムツシュトゥーベン)」はドイツ料理のレストラン。今回紹介するラプスカウスのほかにも、シュニッツェルをはじめとするドイツでおなじみの料理が楽しめます。

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