GMOフィナンシャルホールディングスが、連結会社の運営する暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインの利用者1,578人にアンケートを実施した。今回のアンケートは2019年3月に実施したアンケート調査の第2弾となる。全体の約7割が「暗号資産の今後に期待」しており、また最も期待している通貨はビットコイン(BTC)と回答したと公表した。
アンケートは 4月15日~4月29日の期間、GMOコインの利用者1,578名を対象に実施。「暗号資産の今後に期待するか(単一回答)」という問いに対して、「強く期待している」が全体の49%(前年は42%)、「やや期待している」が24%(同25%)、「どちらでもない」が19%(同20%)、「やや期待していない」が5%(同8%)、「期待していない」が3%(同5%)と、全体的に将来を期待視する利用者が多い結果となった。「期待している人」は73%と、前年の67%を上回っている。
また、「2020年もっとも価格上昇に期待する通貨(単一回答)」では1位がビットコイン(BTC)の47%、2位がリップル(XRP)で全体の31%、3位がイーサリアム(ETH)の9%、4位がネム(NEM)の5%、5位がビットコインキャッシュ(BCH)の3%という結果になった。2019年の調査では、リップルが全体の56%を占め1位だったが、今回の調査ではビットコインに変わったようだ。
「暗号資産を今後どのように活用したいか(複数回答)」という問いには、「投資(長期保有)」という回答が全体の73.7%(前年は72.7%)、「投資(短期保有)」が42.8%(同32.1%)、「決済手段」が20.4%(同19.2%)、「送金手段」が18.6%(同13.6%)、「資金調達」が10.3%(8.8%)と、前年から引き続き投資目的が多数派の回答となった。
さらに、2019年以降に暗号資産取引を開始した利用者は全体の34%を占め、2018年以降から続く仮想通貨市場の停滞に関わらず市場参加者は一定数増加していることが確認されたと公表している。