以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(ツイッター@ crypto_russia)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2020年6月9日に執筆
最近日本の暗号資産(仮想通貨)取引所で新しく海外のブロックチェーンプロジェクトが上場する事例が増えてきました。日本ではあまり知られていなくても、世界的に大きなコミュニティを持ち、将来性のある野心的なプロジェクトは多くあります。
今回は、以前まで日本でも取り扱われていた代表的なプライバシー通貨であるZcash(ZEC)
を開発するElectric Coin Companyにお話を聞く機会をいただきました。ビジネス開発担当を務めるジョシュ・スウィハート氏がインタビューに応じてくれました。
−初めての半減期、Zcashの持続的な開発のための体制整備
ロ「ジョシュさん、こんにちは。およそ一年前にZcashは日本で初めてのミートアップを開催した時にインタビューをさせていただいて以来ですね。ここ一年で、Zcashコミュニティはどのような活動に注力してきましたか?」
ジョ「お久しぶりです。Zcashコミュニティはこの一年間、Zcashの継続的な開発資金を確保する方法について、すべての関係者にとってインセンティブがあるよう調整できる方法を考え、議論することにかなりの時間を費やしました。その中で上位の提案に投票が行われ、最終的に1月に合意に達しました。今年の11月にZcashの最初の半減期が訪れますが、その合意によりマイニング報酬の一部が新しい開発基金としてElectric Coin CompanyとZcash Foundationが資金を受け取ることになります。その大部分は、Zcashの上で開発したい新規参加者の助成金に充てられるでしょう。今後4年間で数百万ドルから数億ドル(約数億円から数百億円)の規模を見込んでいます。今後数か月間にわたり、助成金のための提案を募ります。日本やアジア諸国からも提案が出ることを期待しています。」
−招待制の業界コンソーシアム、ZDAが始動
タ「最近Zcash Developers Alliance (ZDA)設立の発表がありました。ZDAは何を目指し、どのような活動に取り組んでいくのでしょうか?
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