暗号資産(仮想通貨)取引所「Kraken(クラーケン)」を運営するPayward Asiaは22日、同日付で日本での入出金と取引サービスを開始したと発表した。
ユーザーは口座開設の手続きを終えると、クラーケンの日本でのバンキングパートナーである住信SBIネット銀行を通じた日本円の入出金サービスを利用できるようになる。
取り扱いサービスは、ビットコイン(XBT)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコイン・キャッシュ(BCH)およびライトコイン(LTC)の主要5資産を対象としたスポット取引(暗号資産と暗号資産の取引ペアおよび日本円と暗号資産の取引ペア)。
クラーケンは、米国サンフランシスコに本拠地のある、ユーロ建ての取引高と流動性が世界最大のデジタル資産取引所。30以上のデジタル資産と7つの法定通貨(ユーロ、米ドル、カナダドル、ポンド、日本円、スイスフラン、オーストラリアドル)の取引を顧客に提供している。日本では、2018年よりサービスを中止していたが、その後も日本市場でのサービス再開に向けた検討を進めてきた。Payward Asiaは今年9月8日、資金決済に関する法律に基づく暗号資産交換業者としての登録が完了したと発表していた。
今後、クラーケンがグローバルで提供している他の暗号資産については、なるべく早期に追加できるよう対応していくと伝えている。