以下は、フィスコ客員アナリストの大石哲之(「ビットコイン研究所)」代表、ツイッター@bigstonebtc)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年12月4日に執筆

ビットコインは200万円を突破、好調な地合いがつづいている。ドル建てでは、BitstampやBinanceなどでは、取引所の過去最高値を更新した。すべての取引所における史上最高値(19999ドル)を超えるかが試されたが、チャート的には、ここまで3度の20,000ドルチャレンジはいずれも反落に終わっている。しばらくは調整が続くと思いきや、再び最高値に近づいており、4度目のチャレンジによる2万ドル突破が期待される。

さて、今週は、クレジットカードまわりで面白いニュースがあった。一つは、クレジットカードの利用の還元をビットコインで行うカードの発行。BlockFiがVISAと提携して発行するとの発表だ。次に、VISAがUSDCというステーブルコインでの決済ができるカードの発行を検討というニュース。4年ほど前には、ビットコインで引き落とせるデビットカードなどが多く存在したが、現在はいずれも発行が停止している。クレジットやデビットカードと仮想通貨がどのような連携をしていくのか、今後注目したい分野である。

イーサリアムは12/1に無事に、2.0のフェーズ0のネットワークがローンチした。待望のローンチであり、事故なく、問題なく動いている。1万を超えるノードがコンセンサスに参加しており、これだけの多数のノードをつかったPOSコンセンサスが現実的に動くことは、技術的にはリープフロッグである。イーサリアムの開発者を称賛したい。