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もちろん大きな炊飯器で炊かれた美味しいご飯との相性は抜群で、まさに日本人に生まれてよかった、と幸せを感じられる味わいであるし、付け合わせのナポリタンもしっかりと味わい深く、時代の大きな変化にしっかりと対応してきているからこそ、こちらのお店が江戸時代から愛され続けてきているのだと、時間の流れもかみしめることができる。

・赤、緑、黄色。信号機の色の漬物、それがタカサゴの流儀
こちらのお店、カレーや定食が美味しいのは言わずもがなだが、1点さらに特筆したいことがある。

それが、こちらのお店で提供されている赤色、緑色、黄色の3種類の漬物だ。

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赤色は福神漬け、緑色はきゅうりと生姜を青じその実と漬けたさっぱりとした味わいの青しその実、黄色は壺漬けのたくあんで、これがまたご飯との相性抜群なのだ。

おかず無しでご飯を堪能できるというのもこちらのお店の素晴らしいポイントの1つと言えよう。

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もし、神保町、大手町界隈を訪れることがあるのであれば、創業から約370年もの長きにわたって、庶民の胃袋を満たし続けてきているお店で、いつもと変わらない「おいしさ」を堪能してみてはいかがだろうか?

江戸から明治、大正、昭和、平成、そして令和と、いつもと変わらない「おいしさ」を継続することは、言葉では簡単であっても、実行することはほぼ不可能に近いのだ。

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