暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)が16日、初めて2万ドル(約207万円)の大台を突破したと報じられている。17日には一時2万3700ドル台まで上昇した。

ビットコインは10月下旬から上昇が勢いづき、2カ月間で2倍強も値上がりするなど、ここにきて騰勢を強めている。今年に入り、著名投資家や大手企業が相次ぎビットコインの保有を公表。ヘッジファンド業界の大物に加え、保険大手マスミューチュアルやモバイル決済サービス大手スクエアなどの企業が含まれているようだ。イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などのアルトコインの多くも同様に急上昇している。

足元では、世界的な低金利が進んでおり、低金利が長期化するとの見方からドル安も強まっている。日経新聞では、「株や新興国通貨など価格変動リスクがあっても収益の狙える資産が人気化しており、ビットコインも脚光を浴びている」と報じている。