IDENAは、匿名で、自律管理され、どこに住んでいるかに関わらず、グローバルに有効なものとなるよう構築することができます。これは完全に分散化することができ、これを実現するために信頼できる当局は必要ありません。アカウントについて知る必要があるのは、そのアカウントが紐づく一人の生きた人間が存在するということだけです。これが、私たちが『クリプトアイデンティティ』と呼ぶものです。
タ「『クリプトアイデンティティ』の価値は何ですか?」
匿「『一人一票』が民主主義の基本原則であり、ブロックチェーンにおいても『1人1ノード』の原則がなければ、すべてのブロックチェーンは最終的にますます中央集権化する傾向があります。私たちは『クリプトアイデンティティ』が『1人1ノード』を実現し、この原則が分散化を新たなレベルにもたらし、ネットワークの中央集権化を回避し、公正な合意の創出に貢献すると考えています。私たちはこのコンセンサスを Proof-of-Person、PoPと呼んでいます。また最近話題になっているブロックチェーンオラクル問題を解決することができます。スマートコントラクトやDAOは、ほとんどのユースケースで外部からの事実情報が必要となり、それをブロックチェーンに取り入れるオラクルが必要になります。IDENAは、PoPシビル耐性システムをベースにしており、本質的にオラクルの既製ネットワークだということです。
タ「PoPについてもう少し詳しく教えていただけますか?」
匿「PoWでは、ブロック生成能力は計算能力に依存し、PoSでは、ブロック生成能力はコインの保有数に依存します。それに対しPoPでは、人間性の証明とノードの独自性に依存します。つまりマイニングノードになるのに必要なのは、自分が人間であることを証明することだけです。
IDENAはPoPを採用した最初で唯一のブロックチェーンです。個人情報の共有を必要とせず、個人のアイデンティティを明らかにせず、第三者の識別機関を必要としません。」
タ「IDENAは一般に広がるでしょうか?」