以下は、フィスコ・マーケットレポーターのタマラ・ソイキナ(ツイッター@ crypto_russia)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年2月15日に執筆

本日2月15日は国際小児がんデーです。この日に合わせ、2017年にアメリカの姉妹財団を通じて仮想通貨での寄付受付を始めた、ロシアで14年以上にわたり子どもたちのがんと戦い続けるロシア最大級のチャリティー財団「いのちの贈りもの」の理事、エカテリーナ・シェルゴワ氏へのインタビューをご紹介します。

タ「チャリティー団体『いのちの贈りもの』はロシアの人気女優チュルパン・ハマトワさんによって設立されました。ハマトワさんは映画分野だけでなく数々の国家的な賞を受賞した実績があります。彼女のことはロシア人なら誰でも知っていますね。まずは団体について簡単にご紹介お願いします。」

エ「『いのちの贈りもの』はこれまで14年間、がんと戦うロシアの子どもたちを支援してきました。かつてロシアでは、白血病の子どもは20~30%しか回復できませんでしたが、それは病気が治らなかったからではなく、薬や設備、献血のための資金が深刻に不足していたからです。医療従事者たちは小児がんの治療法を知っていても処置できなかったのです。そこで彼らから、ハマトワさんと、同じくロシア女優であるディナ・コルズンにチャリティー財団を作って欲しいという依頼が来たのです。

現在では、専門家によるとがんを持つ子どもたちの8割が回復するようになったそうです。しかしチャリティーの支援なしにがんの子どもたちを治療している国はほとんどなく、ロシアもまだそのような状況にあります。

財団の主な使命は、がんや血液疾患と戦うロシアの子どもや25歳以下の若者が、最も効果的で最新の医療と支援を受けることができるようにすることです。私たちは設立後14年間で5万7,000人以上の子どもたちに123億ルーブル(約175億円)以上を支援してきました。

タ「ロシアで初めてApplePayやGooglePayに対応した寄付のためのアプリを開発されましたね。その経緯と成果について教えてください。」

エ「寄付者が寄付しやすくするのは私たちの仕事です。アプリの導入により毎月の寄付額は20%、トランザクション数は30%増加しました。またアプリを通じた毎月の寄付額は150万ルーブル(約213万円)ほどで、全体の1~1.5%に相当します。

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