またロシアの大手銀行ズベルバンクと一緒に『Gift of Life Visa』のチャリティカードも発売しました。お店で1千ルーブルを決済するごとに0.3%の3ルーブルが寄付として引き落とされ、同時にズベルバンクからも3ルーブルが寄付されるという仕組みです。これにより2018年には1億4,400万ルーブル(約2億500万)の寄付が集まりました。また今年は他の銀行から直接寄付できるオプションも追加され、すぐに寄付額は月あたり500万ルーブル(約700万円)増えました。

タ「最近チャリティー団体による技術開発が活発ですが、他にどのようなものを採り入れていますか?」

エ「ロシアのいくつかのチャリティー団体は、既にVRやチャットボット、メッセンジャーを採り入れています。しかし、13カ国のNGOが参加したNonprofit Tech for Goodの調査によると、電子ウォレットを使用しているチャリティー団体はわずか3%、仮想通貨に至ってはわずか1%にすぎません。私たちは、常に寄付者のニーズに耳を傾けながら様々な技術を採り入れてきました。ズベルバンクと開発したカードの他に、SMSを使った寄付、QRコードの導入、月払いのサブスクリプションなどを実装しました。また初めて姉妹財団を通じた仮想通貨での寄付受け付けも始めました。

タ「仮想通貨での寄付受け付けのアイデアはどのようにして生まれたのですか?」

エ「ロシアでは仮想通貨取引が認められていないため、姉妹財団であるアメリカのPodari.Lifeが2017年からビットコインによる寄付の受け付けを開始しました。

デジタルマネーはますます普及してきているので、誰かが望む寄付の方法があれば、喜んで採用したいです。さらにブロックチェーンは、透明性と安い取引手数料という、常に重要となる原則を満たしています。
現在Podari.Lifeでは、ビットコイン以外に、6種類の仮想通貨を受け入れています。集まった寄付は、アメリカの大手仮想通貨取引所コインベースを通じて米ドルに変換します。集まった寄付は、Podari.LifeのほかイギリスのGift of Life、ロシア『いのちの贈りもの』の3財団のプロジェクトに充てられます。」

タ「仮想通貨での寄付受け付けを追加した効果はありましたか?」

エ「合計209btc、約112万1000ドル(約1億1700万円)が集まりました。寄付者にとってこの方法に抵抗がないのであれば、寄付方法の一つとして正解だったのではないでしょうか。」

タ「今後の最新技術取り入れに関する予定について教えて下さい。」

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