「九州で唯一のクラシックホテル」がどこにあるかご存じでしょうか?それは、長崎県を代表する温泉地・雲仙にあります。
雲仙の迎賓館ともいえる「雲仙観光ホテル」は、ハイカラの町・雲仙を象徴するクラシックホテル。
日本初の国立公園に指定された雲仙は、古くから外国人が集まる避暑地でした。日本のホテル黎明期の1935年に外国人観光客誘致を目的に開業したのが、雲仙観光ホテルです。
石畳のアプローチを通ってエントランスへと至れば、もうそこは別世界。
ハーフティンバーのスイスシャレー様式を取り入れた建物は、赤い屋根に丸太の骨組み、溶岩石の壁が印象的。ヨーロッパの山荘のようでありながら、純粋な西洋建築とも違う…これこそが歴史と美意識に彩られた雲仙観光ホテルの世界です。
一口に「クラシックホテル」といってもその建築や雰囲気はさまざまですが、雲仙観光ホテルの魅力は、とびきりの重厚感。スイスのシャレー様式を採り入れているだけに、優雅でありながらもどこか素朴な荒々しさを残した重厚感はこのホテルならではでしょう。
2003年には「貴重な国民的財産」として、国の登録有形文化財にも登録されています。
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