魚料理同様、3種類のコンディメントで飾り付けをすると、なかなかにアートな一皿に。

もっちりした弾力のある鴨肉と、甘ずっぱいさくらんぼや濃厚な蜂蜜が混然一体となって、これまでに体験したことのない世界が広がります。

意外に感じましたが、鴨肉とフルーツの組み合わせは、フレンチの世界では定番だそう。

西村シェフは、同じメニューであっても、盛り付けを含めて作り方や出し方を毎日少しずつ変えているといいます。そういう意味で、「54TH STATION GRILL」で出されるお料理のすべてが「今この瞬間」にしかないのです。

しかも、ただ単に違いを出すために変えるのではなく、「昨日より今日、今日より明日」と、「常に進化し続けること」を目指しているそう。「数あるレストランのなかから選んでくれたお客様の期待を超えるものを提供しないと、お客様は2度と戻ってきません」と。

より良いものを提供しようと日々研鑽を積む、職人気質のプロ意識にしびれました!

メイン料理をいただいた時点ですっかり満足してしまいましたが、最後にデザート5種盛りの登場。「京都悠洛ホテル Mギャラリー」はデザートも本当においしいんですよね。

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