米決済大手Mastercardは9日、ブロックチェーンフォレンジック調査などを手掛けるブロックチェーン・インテリジェンス企業であるCipherTraceを買収し、デジタル資産分野をさらに強化すると発表した。

今回の買収により、CipherTraceのデジタル資産に関する一連のソリューションとMastercardのサイバーセキュリティソリューションを組み合わせて、カードとリアルタイム決済のインフラを差別化するという。また、今回の買収はデジタル資産分野におけるMastercardの戦略の一環であり、顧客、加盟店、企業らにデジタル資産の価値の利用について、選択肢を増やすことを目的としているようだ。

Mastercardのサイバー&インテリジェンス部門を率いるAjay Bhalla氏は、「デジタル資産は、日常的な支払いから経済を変革し、より効率的なものにするなど、商取引を再構築する可能性を秘めている。ただ、エコシステムの急速な成長に伴い、信頼性と安全性を確保する必要性が生じている。我々の目的は、MastercardとCipherTraceの相互補完的な能力を基に、これを実現することだ。」と述べている。

CipherTraceは、900以上の暗号通貨についての知見を持ち、業界をリードするデータ分析とアルゴリズムにより、世界最大級の銀行、取引所、その他の金融機関など7,000以上の顧客にソリューションを提供している。CipherTraceのCEOであるDave Jevansは、「Mastercardファミリーに加わり、世界中でCipherTraceのサービスを拡大できることを嬉しく思っている。」と述べた。