『ひるおび!』(TBS系)で30日、旧統一教会と政界のかかわりについて特集したが、ジャーナリストで政治評論家の田崎史郎氏(72)が放った一言がネット上で物議を醸している。

この日の番組では、河野太郎消費者相の呼びかけで、29日に立ち上がった「霊感商法」など悪質商法に対応する消費者庁の検討会が取り上げられた。河野消費者相は13日の就任後初めての会見で、霊感商法について「消費者庁の中に霊感商法に関する検討会を速やかに立ち上げて、霊感商法についての対応というのはきっちりやってまいりたい」「反社会的な団体とは関わりを持たないというのが大原則。政治家はそれぞれ襟を正さなければいけない」と意気込みを語っていた。

政府内にこうした動きが出てきたことに対し、田崎氏は「河野さんがトップダウンで、やってみようよと言ってやられているわけですね。従って、出口がどこにあるからやろうというわけではないんですよ」と指摘。さらに、この検討会では社会的に問題視されている高額な壺など売りつける“霊感商法”だけではなく、法律では取り締まることが難しい寄付や献金の被害についても取り上げられていたが、田崎氏はこれに対して「献金といっても、ぼくたちが神社に行ったら、お賽銭入れますよね?お寺に寄付したり、教会に寄付したりもしますよね?その寄付と、今回の統一教会の寄付とどこが違うんだ」と主張。さらに「そもそも寄付をしてはいけないという法律はない。寄付は自由なんです」と言葉を続けた。

田崎氏のこうした発言はネット上でも波紋を呼び、「これだけ被害者が出てるのによくもまぁのうのうと」「こんな人がなんでテレビに出てるの?お賽銭とマインドコントロールされた寄付をなぜ一緒にするかな?」「神社の賽銭で被害者でたこと、あったっけ田崎さん?」「無理くりな擁護をしはじめた。相当苦しいんだろうな。宗教の自由と同列の問題ではない」「だから宗教全部ダメでいいよ…」など、さまざまな意見が寄せられていた。