公益財団法人 日本ユニセフ協会(会長:赤松良子)は、2022年9月15日(木)15時より、ウクライナ周辺国で難民支援にあたったユニセフ日本人職員によるトーク形式のオンライン報告会を開催いたします。

ウクライナの紛争が激化して6カ月以上が過ぎてもなお、戦闘の終結は見えず、現在もおよそ700万人が周辺国で難民として暮らし、ウクライナ国内で避難民となっている人々も、同じく700万人近くにのぼると推定されています。周辺国に暮らすウクライナ難民の多くが子どもや女性たちです。長引く危機の中で、子どもたちは先の見えない不安、教育の継続、社会とのつながり、暴力のリスク、貧困など、いくつもの困難を抱えています。

ユニセフは、ウクライナ国内および難民を受け入れている周辺各国で、子どもたちや困窮する家族への支援を続けています。本イベントでは、8月末まで3カ月間にわたって、ブルガリアでウクライナ難民の支援に従事したUNICEF東京事務所副代表の根本巳欧が、紛争が長期化する中で変化する子どもたちの課題や、ブルガリアをはじめとする難民受入国の現状についてご報告するとともに、ユニセフがこれまで行ってきた支援、そして厳しい冬に向けて今後も必要な支援などについてお話します。

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ユニセフ・トーク『ウクライナ:難民となった子どもたちの今』
■ 日  時 :9月15日(木)15:00-16:00
■ 主  催 :日本ユニセフ協会
■ 報告者 :根本巳欧 UNICEF東京事務所副代表(ブルガリアで緊急支援対応)
■ 形  式 :Zoomウェビナー(参加費無料/事前申し込み制)
■ 対  象 :一般、支援者報道機関
■申し込み:こちらのURLからお申し込みください: https://www.unicef.or.jp/event/20220915/

<根本巳欧(ねもと みおう)略歴>

東京大学法学部卒業後、米国シラキュース大学大学院で公共行政管理学、国際関係論の両修士号取得。外資系コンサルティング会社、日本ユニセフ協会を経て、2004年4月にジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO、子どもの保護担当)として、UNICEFシエラレオネ事務所に派遣。子どもの保護担当官としてモザンビーク事務所、パレスチナ・ガザ事務所で勤務後、東アジア太平洋地域事務所(地域緊急支援専門官)を経て、2016年10月からUNICEF東京事務所に勤務。2020年12月から2021年4月まで同事務所長代行、2021年3月から6月までソウル事務所長代行を務めるともに、2022年5月から8月まで緊急支援調整官としてブルガリア事務所勤務。

■ ユニセフについて

ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所ですべての子どもたちのために活動しています。https://www.unicef.or.jp/

※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 ​https://www.unicef.or.jp/