地中海に浮かぶ島、マルタ共和国。

小さい島ながらも世界遺産にも登録されているマルタ共和国について、日本からの行き方やおすすめスポットなどマルタ共和国の魅力を紹介していきます。

マルタ共和国ってどこ?地図でチェック!

マルタ共和国と聞いて、どの辺に位置する国なのかパッと思いつく方はどれくらいいるでしょうか?

ここ最近は旅行系のテレビ番組などでも放送される機会が増えたので、ご存知の方も増えているかもしれません。

イタリア・シチリア島のすぐ下

マルタ自体が1つの国とは知らず、イタリアの一部と間違える人が多いのも仕方ありません。マルタはイタリアのブーツ型のつま先部分の更に先にあるシチリア島からフェリーで1時間半ちょっとのところに位置しています。

島の面積は316㎢で、東京都23区の半分しかない小さな島です。日本の島と比べると、沖縄の西表島より少々大きいくらいのサイズ感です。

マルタ共和国への行き方

日本からマルタ共和国に行くにはどんなルートがあるのでしょうか。

観光客や留学生などマルタに訪れる日本人は年々増えてはいるのですが、残念ながら日本からの直行便はありません。

そのため、トルコ航空を利用したイスタンブール経由、エミレーツを利用したドバイ経由、ルフトハンザでドイツ経由、エアフランスでフランス経由などが主な行き方となります。

日本からは少々不便ではありますが、ヨーロッパ各国への飛行機はたくさん飛んでいるので、マルタに来る前や帰りに他の国に立ち寄ることもできるのが良いところだと思います。

マルタ共和国の気候は?

地中海の中央に位置するマルタ共和国はどんな天気なのかを見ていきましょう。

年間300日晴れている?

マルタの夏はほとんど雨が降ることはありません。6月をすぎると毎日30℃を超え、ピークの7~8月になると35℃、そして体感気温が40℃近くなる日も多くあります。

日本の夏ほど湿度は高くありませんが、それでも他のヨーロッパの国に比べると高いので、日陰にいても涼しく感じることはなく、じわじわと暑さを感じます。

青い海がありヨーロッパ人のバカンス先としても人気のマルタは、夏になると島中のビーチが人で埋め尽くされるほど盛り上がります。

冬は湿度に注意

10月下旬、または11月頃から少しずつ雨が降る日が増え、長かった夏が終わります。10~11月でも気温は以前20~25℃くらいあります、ようやくちょっと涼しくなる季節です。

その後12月~2月くらいには最低気温が10℃くらいまで下がっていきます。

最低気温が10℃と聞くと、日本人の感覚からするとそこまで寒くないように感じますが、海風が強かったり、建物が防寒用に作られてなかったりと、10~15℃でも冬用のダウンが必須です。最初は分厚いコートを着ているのを見て驚きましたが、実際にマルタの冬を経験すると納得です。

そんなマルタの冬で気を付けなければいけないのは、ずばり湿気です。この湿気を甘くみていると、大事な服や靴、なんなら家の壁までがカビまみれになってしまうことも。

気候に加えて、マルタの建物は湿気を閉じ込めやすい構造や材質になっているので、窓をあけて換気を細目にする、除湿器や除湿剤などを利用するなど工夫が必要です。

マルタ共和国は何で有名?

青い海と猫が魅力の観光スポット

マルタにきてこの2つは必ず見てほしいマストポイントです。

夏になると島のあちこちで透明で綺麗な海を楽しむことができますが、なんといっても本島からフェリーで10分ほどのところにあるコミノ島の綺麗さは行く価値ありです。

夏のコミノ島の水は本当に澄んでいて、写真映えするスポットとしても外せません。

ただし夏は非常に混みあうので、できるだけ朝早くに行くのがおすすめです。

もう1つの魅力、島中のあちこちで出会うことができる可愛い猫たちです。人慣れしている猫も多いので、近付いても逃げることなく、ゴロゴロしているところを間近に見ることができます。猫好きの人にはたまらなく癒されること間違いなしです。

ヨーロッパで英語を学べるマルタ留学

イギリスとアイルランドに加えて、マルタも公用語が英語なのをご存知でしたか?マルタの場合は、マルタ語と英語の両方が公用語として使われています。

アメリカやイギリスほど留学費用が高くなく、でもフィリピンよりは在籍している生徒の国籍が様々なマルタは留学先としても非常に人気です。

また夏は前述したように海も綺麗で、ボートパーティーやいろんなお祭りがありアクティビティにも困ることがないので、勉強だけでなく楽しい思い出を作りたいというタイプの方におすすめな留学先だと言えるでしょう。

仮想通貨やiGamingでも盛り上がり

ここ数年でマルタで大きく盛り上がりを見せているのが、ビットコインを始めとする仮想通貨業界とオンカジ業界です。

マルタはブロックチェーン島とも呼ばれるほど、仮想通貨やブロックチェーン関連に力をいれている&規制が緩いこともあり、大手仮想通貨取引所がいくつもマルタにあります。

またオンラインカジノのライセンス発行国の1つであることからiGamingの企業の多くがマルタにオフィスを構えています。

仮想通貨やiGaming関連のカンファレンスも多く開催されているので、業界知識を得たい人のマルタ滞在も増えてきているようです。2021年にはデジタルノマドビザの導入も発表されたマルタ共和国、今後どのような業界が盛り上がっていくのが要注目です。