高市早苗経済安全保障担当相(61)は10日に自身のツイッターを更新。防衛力の抜本的強化に必要な財源を確保するため、岸田文雄首相(65)が年間1兆円強を増税で確保する意向を表明した8日の政府与党政策懇談会について言及した。

高市氏はこの日、「普段は出席の声がかかる一昨日の政府与党連絡会議には、私も西村経済産業大臣も呼ばれませんでした」と衝撃的な事実を明かしたうえで、「国家安全保障戦略には経済安全保障や宇宙など私の坦務分野も入るのに。その席で、総理から突然の増税発言。反論の場も無いのかと、驚きました。」と憤りを表明した。

さらに「企業が賃上げや投資をしたら、お金が回り、結果的に税収も増えます。再来年以降の防衛費財源なら、景況を見ながらじっくり考える時間はあります」と、このタイミングでの増税に疑問を呈し、「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません。」と厳しく糾弾した。

与党内からも反対の声が大きい岸田首相の1兆円増税発言。高市氏の批判ツイートでさらなる波紋が広がりそうだ。