『めざまし8』(フジテレビ系)で16日、住宅ジャーナリストの山本久美子氏が太陽光パネルのデメリットについて話している電話インタビューが不自然に終了する場面があり、視聴者が「東京都の太陽光パネルの条例の件、何か不自然に終わったけどなんで?」「太陽光パネルのやつ急に終わったけど何かあったのか」と騒然とする場面があった。

今月15日、東京都議会は「戸建て住宅を含め建物を新築する際に太陽光パネル設置を義務付ける条例」を可決。小池百合子都知事(70)肝入りの政策で、戸建て住宅への設置義務化は全国で初めて。2025年4月に施行される。

義務化の対象となるのは大手住宅メーカーなど約50社。義務化の対象となるのは、都内の年間新築棟数の半数程度と想定されており、どの建物に太陽光パネルを設置するかは日照などの立地条件や住宅の形状などを踏まえ、メーカーが判断する。今後東京都は、温室効果ガスの排出量を2030年までに2000年の半分に削減する「カーボンハーフ」を実現するという目標を掲げている。

番組では、住宅ジャーナリストの山本氏が太陽光パネルを設置するメリットについて電話で解説。「ひとつが地球環境。カーボンニュートラルに貢献できる点」「2つ目が災害時など停電が起きている場合でも電気が使えること」「3つ目は、今電気代も高くなっていますし、発電した電気を自宅で使うことによって光熱費の軽減ができる」と3つのメリットを紹介した。

またデメリットについては「一方で、こんなデメリットも」というナレーションの後、「一番懸念していたのが初期費用が住宅価格に乗ってくるということ」と紹介されたところでCMに入った。しかしCM明け、山本氏が「(初期費用は)100万程度かかると言われていて、ただ電気代が抑えられるという形で10年ほどで初期費用を回収できるとは言われているんですけど……」と話したところで、不自然な形で映像が終了し、スタジオ映像に切り替わり。

これに視聴者から「太陽光パネルデメリットについてスルー?」「え?太陽光パネルの件、急に終わった」「東京都の太陽光パネル、、、何か闇がありそうな終わり方だな。」「太陽光パネルの寿命とか寿命後の廃棄処分方法とそーいったことには全く触れないえ?めっちゃ中途半端に太陽光パネルの話し終わらせてるし!!」「おーい、太陽光発電のデメリットは…?初期投資から10年で回収できる。その次は…?」と指摘の声が一斉に上がっている。

「山本氏のコメントには続きがありそうでしたが、唐突に終了した印象です。電話インタビューがカットされたことについてMCの谷原章介からのコメントはなかったことも違和感がありましたね。太陽光パネル設置のデメリットは、“初期投資費用に時間がかかる”ことや“維持費用”、“不要になった際の廃棄問題”がありますが、番組内では触れず。『意図的に隠してるな。』『太陽光パネルデメリットの話の途中で切れた?何も触れない司会。変だな』と勘繰る視聴者が出くるのも仕方ないくらいの不自然さでした」(政治記者)

番組側にどんな意図があってコメントをカットするに至ったのか気になるところだ。