2月15日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でおこなわれたドッキリ企画で、有名芸能人の名誉棄損になりかねない一幕があり、物議を醸している。

問題となっているのは、「相方釘付け喫煙所チャレンジ」。愛煙家の芸能人が喫煙所で気になる噂を聞いたら、どれだけの時間喫煙所に滞在するか実験するというもの。噂をコントロールするのはターゲットの相方芸人で、滞在時間に吸ったタバコの本数をプラスし「相方をもっとも長い時間喫煙所に滞在させ、本数を吸わせた者が勝ち」という企画になっていた。

視聴者がざわついたのは、お笑いコンビ・カミナリの竹内まなぶ(34)をターゲットにした際のこと。まなぶを出版社での打ち合わせと称して呼び出し、喫煙所で「週刊誌記者風の人たちがやばいゴシップ話をしている」というシチュエーションで架空の噂を聞かせることに。

しかし、その中で記者たちが「ある有名人がゴルフ場でめちゃくちゃしまくって告訴されるかもしれない」「キャディさんとトイレでカップインした」という嘘の噂を話し、その人物について俳優の武田鉄矢(73)だと実名を出した。

その後、その記者たちは「まあまあ有名な芸人さんの家にアポなしで自宅突撃をしたところ、自宅で大麻を栽培していた」という話をし始め、その芸人についても、お笑いタレントの島田秀平(45)という実名が出されることに。

さらにその後はタレントの朝日奈央(28)が、裏アカウントでモデルのアンミカ(50)の悪口を書き込んでいた、双子お笑いコンビのザ・たっちが喧嘩したなど、ありもしない噂話が繰り広げられたが、結局、お笑いコンビ・クールポコの話が出たところでまなぶは退室。記録はタバコボーナスをくわえて「51分」となっていた。

しかし、この一幕に視聴者からは、「怒られるぞ」「これは風評被害」「名前出すのかよ」といった困惑の声が集まっている。

「もちろん、根も葉もないデマでドッキリとはいえ、この手のドッキリでは実名を出さないのがマナー。さらにカミナリの仕掛け人はかなり演技が下手で、いくら記者設定とはいえ、無関係の人がいる喫煙所で危ないネタを大声で話していたため、ドッキリであることは丸分かりでした。まなぶもドッキリと分かったうえで乗っかって話を聞いていた可能性が高いからこそ、余計に『実名を出す必要はあったのか?』という疑問の声が寄せられたのでは」(週刊誌記者)

武田鉄矢をはじめとした芸能人に突然降りかかった風評被害。人気番組だからこそ、名前を出すことに対して違和感を抱いた視聴者が多かったようだ。