3月26日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に俳優の武田鉄矢(73)が出演。現在、逮捕状が出ている前参議院議員の「ガーシー」こと東谷義和容疑者(51)を擁護し、視聴者から厳しい声が殺到している。

今月15日に参議院本会議で除名処分となったガーシー容疑者。翌16日には複数の著名人からの被害届や刑事告発を受け、常習的脅迫、強要、名誉毀損、威力業務妨害などの容疑で逮捕状が発行された。また、23日には外務省がガーシー容疑者に対して旅券を返納するよう命じることに。返納に応じない場合、ガーシー容疑者は不法滞在扱いとなる。

国際指名手配となる可能性まで浮上しているこの一件だが、この日の武田は、「私はさっぱり分からないんですよ。この人がなんで国会議員になって、国会に来ないのかも分からないし、なんでドバイにいるのか分からないし、罪っていうけど、罪も分からないでしょ?」と、まず疑問を口に。

武田は続けて、ガーシー容疑者の「罪」について「人の悪口を言ったってやつでしょ?」と認識している様子だったが、「われわれ、いくらでも影で言ってますから」と主張。共演していたロンドンブーツ1号2号の田村淳(49)は「公に言ってなければ問題ないですから」と苦笑いでフォローしていた。

しかし武田は、「だけど、『公に言わない』『言った』って、それだけの差で国際指名手配で!?  え? パスポート取り上げられるんですか!?」と激しく反応しながら「どう考えたって、法の秤があったら合わないですよ!」と怒りをあらわにしていた。

とはいえ、ガーシー容疑者の暴露により、ジュエリーデザイナーである被害者がショップを閉店せざるを得ないなど実害も出ているという今回の事件。

こうした武田の発言に視聴者からは「悪口ではなくて、恐喝。先生、恐喝されてなかったんですね」「それで、お金を儲けてるよ」「悪口も公で言うのと居酒屋でいうのは全然違うし、国際手配の容疑はそれで金品を要求して脅した恐喝。法の天秤は合ってる」「実際、本人に聞こえない所で脅し文句をいってもいいだろうけど、聞こえるようにいえば犯罪でしょ」「行った行動が脅迫行為だったから犯罪になったんですよね」「悪口だけならこうはならない。詐欺・脅迫・暴露など多岐にわたる」「まずはガーシーが何をやったかを調べてから言うべきでしたね」という厳しい指摘が集まっていた。

“悪口”と、脅迫や名誉毀損、威力業務妨害などの区別がついていない武田の発言に多くの視聴者が首を傾げたようだ。