3月27日放送の『スッキリ』（日本テレビ系）の番組冒頭、MCを務める加藤浩次（53）と日テレのアナウンサーが、24日放送の生中継でペンギンのいる池にタレントが故意にタレントが落ちた件を謝罪。しかし、加藤の言い訳に聞こえる謝罪に批判が殺到している。
24日、生中継を結び、オードリー・春日俊彰(44)が『那須どうぶつ王国』でペンギンのいる池でえさやり体験をしていたところ、加藤が「「池に落ちるなよ！春日、池に落ちるなよ！」と“お約束”の煽りをし、春日がペンギンの池に故意に落ちるシーンがあり、「危ない！」とネット上で批判が殺到。公式ツイッターを通じ、那須どうぶつ王国からも「誠に遺憾」とテレビ局側に抗議されるなどの問題に発展していた。
そのためこの日の番組冒頭では、森圭介アナウンサー（44）が「先週の金曜日、那須どうぶつ王国からの中継で、ペンギンのいる池に出演者が入る場面がありました。動物がいない池に入る可能性については打ち合わせはしていましたが、本番では動物への安全性や衛生面への配慮が不足した危険な放送となりました。その責任は番組にあります」と説明。その後、岩田絵里奈アナウンサー(27)が「あらためて、那須どうぶつ王国および視聴者の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪し、森アナ、岩田アナの2人が深々と頭を下げた。
しかし、真ん中に立っていた加藤は頭を下げず「僕からも一言いいですか。今回の件についてはまず経緯を説明したいと思います」と切り出すと、「番組スタッフが、那須動物王国の方とお話をしたときに、事前に打ち合わせというのが当然番組ですからあるんですけれど、そのときに『池に落ちてもいいですか？』『こういうロケだったらこういうことがあるんですよ』っていうことを説明していた。そのときに那須どうぶ王国の方から、『動物に危害が加えなければ壊れなければ、池に落ちても大丈夫ですよ』という旨のことを聞いていた」と釈明。
そのうえでさらに「僕、当日の打合せで僕自身、しっかりスタッフと打ち合わせすることを怠ってしまった。そこに対しては僕が本当に反省しなきゃいけない部分だと思ってます。しっかりスタッフとそこをお話していれば、僕はもうちょっとできたのかなと思うんだけど、僕自身も“池に落ちて落ちてもいいんだ”という部分だけで進んでしまった」と、スタッフとの連携がとれていなかったことが原因だと弁解。
続けて「実際に春日くんに対して、僕が“振り”という形で追い込んでしまったというか、春日くんが落ちなきゃいけない状況にMCとしての僕が追い込んでしまった部分もあると思います。そこも本当に反省しなきゃいけない部分だと思ってます」と、渦中の人物となってしまった春日についてもフォロー。
その後、加藤は「那須どうぶつ王国の方々に本当に不快な思いをさせてしまったというか、担当者の方にも迷惑かかってると思います。それで、実際に“動物に危害が加わらなければ入ってもいいですよ”と言ってたのに、そこで危ない形になってしまった」「番組のＭＣとして配慮が全く足りなかったんだなと思います。それに関しては番組ご覧になった皆さん、不快に思われた方々、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げた。
しかし、視聴者からは「加藤浩次の謝り方に誠意を感じないし話し方にも気持ちを感じられない。ただ無の感情で淡々と話してるって印象」「『俺が聞いてた内容と違うからそっちが悪い(現場)』と思ってるのが伝わって残念な気持ちになりました。」「要約すると加藤さんが『俺スタッフと話してねーからw』って事かい。頭下げるにしても、単なる会釈だし。いい加減な態度取ってんじゃないよ」と批判が殺到し、さらなる炎上を招いている。
「加藤の話ぶりは、謝罪と言うより完全な言い訳。問題のやり取りに関しては指示があったようなので、自分が謝罪することにあまり納得いっていないのでしょう。ただ動物が相手なら臨機応変な対応が必要になるのは当然。17年番組MCを務めてきたにも関わらず『スタッフともうちょっとお話していればできた僕はもうちょっとできた』と言い訳していたのも少し情けなかったですね」（週刊誌記者）
31日に17年続いた番組に幕を下ろす同番組。残りの数日で、スッキリと終わらせることはできるだろうか。
