4月20日の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で、「読書芸人」の企画が放送された。読書好き芸人たちが自身のおすすめの本などを紹介したが、MCの蛍原徹(55)の言動に視聴者から大ブーイングが集まっている。

この日は年間数十冊以上の本を読む芸人たちが早朝の紀伊国屋書店・新宿本店に集まり、その一角で好きな本やジャンルなどを紹介。一方、MCの蛍原は「俺、55年で40(冊)読んでないで」と、読書にまったく興味がないことを明かしていた。

そんな中、問題となっているのは、芸人たちが「最近読んだお気に入り本」について紹介していった一幕。お笑いコンビ・Aマッソの加納(34)が紹介した綿矢りさ(39)の著書『嫌いなら呼ぶなよ』に対して、「確かに」とツッコミを入れた際に出演者から笑いが起きたことで味を占めたのか、再び紹介された際も、「ホンマそう」とタイトルに茶々を入れていた。

その後も、お笑いコンビ・ラランドのニシダ(28)の紹介パートでも、石田夏穂の『ケチる貴方』に対して「なんでやねん」、今村夏子(43)の『とんこつQ&A』には「どういうこと?」、山崎ナオコーラ(44)の『ミライの源氏物語』には「あるんか?」、木下龍也(35)の『あなたのための短歌集』には「自分のためでもあるぞ!」と、それぞれの著書にツッコミを入れ続けていた。

しかし、このタイトルへのツッコミに視聴者からは「いちいち突っ込むの、うざいしおもしろくない」「蛍原の合いの手、イライラするな」「蛍原の茶々がずっとつまんない」といった大ブーイングが集まっていた。

「この日番組を楽しんでいたのは、読書好きの層。本にとってタイトルは、その作品の顔ともいえる大切なもので、蛍原の安易なツッコミにイライラした人が多かったようです。ツッコミの内容も安直でひねりがなく、最初に一度ウケたから続けていたようなもの。ネットからは『なぜ蛍原徹はここまでおもしろくないのか?』といった声まで上がっていました」(女性誌記者)

読書好きや読書に興味がある視聴者に向けて行われた企画であるはずが、逆に読書好き視聴者をピリつかせてしまう結果になったようだ。