4月27日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、11年ぶりに刷新された“母子手帳”を特集。母子健康手帳(母子手帳)は、その名の通り妊娠中や出産の状況、子どもの予防接種や健診内容を記録し“母”と“子”の健康を守るものとして利用されてきたが、2023年4月からは、新たに父親が記入するページが追加された。

番組では、追加された「父親や周囲の方の記録(赤ちゃんを迎える気持ちなどを書き留めておきましょう)」というページや、一部の自治体で「親子健康手帳」として名称を変え交付しているところもあると紹介。

そもそも今回のリニューアルについては、以前から「子育ては母親だけの役割ではない」「父親を除外しない観点から“親子手帳”が適切」といった声があがり、「名称を母子健康手帳から変えるべき」という議論があったことが背景にあるという。

スタジオではMCの谷原章介(50)を含めおおむね好意的にとらえていたが、社会起業家でコメンテーターの大空幸星氏(24)は「父親のページが今の健康手帳に加わることに賛同してない」ときっぱり。理由として、「ひとり親家庭が140万世帯いる中でそのほとんどが“母子家庭”である」ことを挙げ、「父親のページが空白で出てくる。ほとんどの学校が母子健康手帳を学校に持ってこさせてそこに“何て書いてあるか。親の愛を知りましょう”みたいなのをいまだにやってるわけです。僕もやりました。僕もひとり親家庭ですから、その時間がイヤでイヤでしょうがなかった」と経験談を交えながら説明。

続けて「よく考えないといけないのは、母子健康手帳というのは本来“母親の体調を管理する”という側面と“子どもの成長記録を書いていく”という側面の2つある」と解説し、もし、父親のページを加えたいのであれば、母子手帳はそのままにして別で父親の手帳を作ったり、子どもの生育の手帳を作るなど「なんとなく多様性(にした)みたいなことに進んでいかないようにすることが大事だと思う」と私見を語った。

これにネット上からは「コメンテーターがかなりまともな意見をしてる…妊娠記録と産後育成記録なんだから母子が適当と思うけどね。シングル父が……とか言う勢がいるけど……母が腹に抱えてひねり出した事実は変わらないからね」「心の底から同意しました。母子手帳は記録であってやる気や思いを書くものではないですよね」と賛同の声が続出。

対して、父親のページが追加されたことには「『母子手帳』を『親子健康手帳』じゃないと父親の自覚が〜とか父親の疎外感が〜とか言う奴はどんな名称になってもページが出来ても積極的に育児しねーだろ」「母子手帳にペライチ増やしただけで父親の意識が変わるとは思えない」といった呆れ声もあがっている。

「母子手帳は出産前~産後では母子の健康を記録するものですが、実は子どもの予防接種時や就学時の書類に予防接種記録を記入するときなど、赤ちゃん~18歳頃まで長期間にわたって利用するもの。『母子手帳を見たことがない』と答える男性が多いということは、ワクチン接種や書類記入などをすべて母親に任せていたということでしょう。新たに追加された父親のページに気持ちを記入して終わりにならないように、この機会にこうした見えない育児の部分にも目を向けてほしいものです」(週刊誌記者)

見掛け倒しの育児参加にならないことを願うばかりだ。