世界約70カ国で緊急医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は7月3日から7月9日、広島市の紙屋町シャレオ 中央広場にて、世界の難民や移民がおかれた現状などを伝える体験・思考型の企画展、『エンドレスジャーニー展・広島 ~終わらせたい、強いられた旅路~』を開催します。

紛争や迫害、暴力や貧困によって住まいを追われ難民や国内避難民となった人は、世界で1億人を超え(※)ました。多くの人が安全な生活を求めて、今も終わりの見えない命がけの旅を続けています。本企画展は、こうした人びとの現状とMSFの医療援助活動についての理解促進を目的に、強いられた終わりの見えない旅路「エンドレスジャーニー(Endless Journey)」を終わらせる「エンドディスジャーニー(End This Journey)」に、という願いを込めたコンセプトで開催します。

会場では、地中海、アフリカのチャド湖周辺、中東シリア、バングラデシュに避難するロヒンギャ、中米の5つの人道危機に焦点を当て、人びとの置かれた環境を体験できる展示や、戦争が続くウクライナの現状を伝える展示、MSFの活動紹介のほか、詩人・谷川俊太郎氏がMSFに寄せた詩作品も展示します。同企画展は2019年12月に東京で初めて開催した後、昨年8月に福岡、10月に大阪で開催し、のべ4800人以上が来場しました。

なお、会期初日の7月3日(月)午前9時からメディア向け内覧会を実施します。深刻な人道危機について広く知っていただくため、ぜひ本企画展のご取材をいただきますようお願い申し上げます。

※国連難民高等弁務官事務所 2022年

■開催概要

期間:7月3日(月)~7月9日(日)10:00~20:00 最終日は16:00まで

会場:紙屋町シャレオ 中央広場(広島県広島市中区基町地下街100号)

入場料:無料

ウェブサイト:https://www.msf.or.jp/hiroshima

主催:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本

後援:広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、中国新聞社

特別協力:谷川俊太郎氏(詩人)

お問い合わせ:event@tokyo.msf.org