6月8日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、MCを務める俳優の谷原章介(50)が、マイナカードの誤登録口座トラブルに言及。しかし、的外れな意見に「言ってることが阿呆過ぎる」と呆れ声があがっている。
7日、河野太郎デジタル大臣(60)がオンラインの臨時会見を開き、マイナンバーとひも付ける公金受取口座について、“本人ではない家族名義とみられる口座に登録された”ケースが、約13万件あったと発表。また、家族ではない全くの他人の口座に誤登録されたケースも784件あると発表した。
マイナンバーカードは、銀行口座とひも付けることによって、公的給付金を円滑に受け取れる仕組みとなっており、本来ひも付けできるのは本人の口座のみ。これまで、公的給付金の受け取りは原則として世帯主の口座に振り込まれていたが、DVなど何らかの諸事情で受け取り権利のある人に給付金が行き渡らないケースもあり、マイナカードでは子どもも個人名義の口座で登録する規則になっている。
また、本人名義と口座登録名義が違う場合、公金を支給するのに手間が生じて遅れが発生する可能性もあるという。
この仕組みについて、谷原は「子ども手当等は今まで世帯主に支給されてましたが、これからは個人の子どもの口座と紐づけて、子どもに子ども手当が行く可能性があるということですか?」と質問。これに、マイナンバーに詳しい日本政策総研 理事長の若生幸也氏は「DVとか、家族の関係というのはかなり複雑化してきてるいので、そういった個人に渡せる仕組みを政府としても持っておきたいというのが今回の狙いだと思います」と回答した。
そんな中、実際に子ども名義の口座を妻が作りにいった西岡孝洋アナウンサー(47)は「ものすごく大変で。銀行に2回ほど行って、いろんな書類をそろえて持っていかないと子ども名義の口座はなかなか作れない」と、体験談を交えて説明。
さらに、谷原氏も「子ども手当が子どもの口座に入ってしまうと、本来は生活費として親が負担している分を助けようという意味合いで出されているものだと思うんですけど。子どもの口座に入った場合、親は子どもの口座から子どもの代わりにお金を(引き)出すということで、すごく手間もかかりますし。面倒ですよね」とコメントした。
マイナンバーカードのトラブルが続いているのは確かだが、DV問題などもあり、公的給付金が世帯主の口座にまとめて振り込まれることについては、以前から改善が求められていた。
このような背景を考えず、「面倒だ」と発言した谷原氏。そのため、ネット上からは「子供の口座に振り込まれたものを下ろすのが手間それを手間って言う?」「ネットバンクだってあるんだから作る時間が無いってのはさ…ネットが出来ない人以外はその人の怠慢でしょ」「やっぱり谷原はバカだな『使うのは親なんだから親の口座で良いはず』なんて、言ってることが阿呆過ぎる」「世帯主口座に振り込まれても子どもの為に使えないお家もあるのよ」と呆れ声が集まっていた。