バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)が7月21日に放送された。この日はMCでタレントのマツコ・デラックス(50)が自身の体型イジリに対する意見を明かした。
この日、番組では「すべての食材を油で揚げてほしい」という話題から、炭水化物を抜いた身体づくりや、代替食品に対して苦言を呈したマツコとMCの有吉弘行(49)。その中でマツコは「脳は糖質じゃなきゃ動かない」「(炭水化物取らないと)本当に頭回らなくなる」と力説していた。
そして「アタシが言うと……」と言いかけると、有吉は「ああ」と苦笑い。マツコは「『ああ』って!」と反応しつつ、「アタシが言うと、『お前みたいになりたくないから!』ってなるけど」と苦言を呈した。
また、有吉も「そんなんで論破しようなんてダサいよね」とマツコに同調。マツコも「デブにそれを言ってくるやつは、勝ち目がないから言ってくるのよ」と持論を展開。「ほかのカード見せてくれない?」と他に言い分がないであろうことを煽り、有吉も「カード不足ですよ」と乗っかっていた。
さらにマツコは「いまでこそ言われなくなったけど、まあ、出始めのころは散々言われました!」とテレビ出演をはじめた当初はデブイジリを多く受けてきたことを告白。有吉が「デブにデブって言ったら終わり」と指摘すると、マツコも真顔で「終わりだよ!」と断言。これに有吉は大爆笑だった。
マツコは「これはね、みなさんに申し訳ないから言わないけど、終わりだよ?」と強調。「もう申し訳ないって言うしかないからね」と言うと、有吉も「そんなのは人じゃない。会話をするのを諦めてる」と共感していた。
この一連の発言にネット上からは、「デブにデブって言ったら終わりだよ…何十年とそう思ってた事を言ってくれてスッとした」「つまんない奴がつっこみ芸人の真似をしてデブいじりをしてくる。『つまんないクズ野郎認定』されてデブ以下の存在になる」「ホントだよ。デブにデブって言うのはバカ」といった共感が集まっていた。
自身の体型を自虐してバラエティ番組でのし上がってきたマツコ。自虐はともかく、ルッキズムも取り沙汰されるようになった今、他人が体型をどうこう言うのはナンセンスであることは間違いないようだ。