9月8日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の枠内で放送されたCMが話題となっている。

この日は、全国を回っているアーティストから美味しいお店を紹介してもらう新企画「アーティストが忘れられない全国激うまグルメ!」を紹介。音楽ユニットのスキマスイッチ、DA PUMP、ゴールデンボンバー、nobodyknows+らが、おすすめの現地料理を紹介した。

だが、内容以上に話題になったのが番組の枠内で放送されたソフトバンクのCM。ソフトバンクと言えば、2009年から2015年までSMAPがCMキャラクターとして出演。2016年末にSMAPが解散した際には、『SMAP×SMAP』の最終回で、これまでのSMAP出演CMを振り返った特別CMが放送され、人気キャラクターである白い犬のお父さん犬(声:北大路欣也・80)が「さよならじゃ、ないよな?」と呼び掛ける内容に、大きな反響が集まっていた。

そんななか、中居正広(51)がソフトバンクのCMに出演。メインは、お笑いタレントの劇団ひとり(46)だったが、プライベートジェットに乗って来日する劇団をテレビで眺めていた中居が「この役、俺じゃない?」「劇団代わってよ~」とつぶやくストーリーになっており、今後の展開が気になる内容になっていた。

一方で、放送されたタイミングも話題に。現在、ジャニーズ事務所は、創業者である故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題に揺れており、同日には社長職を退任した藤島ジュリー景子(57)、新社長の東山紀之(56)、ジャニーズアイランドの社長でタレントの井ノ原快彦(47)らが出席した記者会見で、ジャニー氏が長年おこなってきた性加害を認めたばかり。これを受け、ジャニーズ事務所所属タレントのCMを見送ったり、打ち切りにしたりする企業の動きが加速している。

「すでに、嵐・相葉雅紀(40)が出演していた損保大手・東京海上日動火災保険CMについては契約解除と報道されており、多くのジャニーズタレントをCM起用しているアサヒグループホールディングスとキリンホールディングスは、今後ジャニーズタレントを起用した新たな広告や販促活動をしないことを発表。元SMAPの木村拓哉(50)も、起用予定だった化粧品のCMが白紙になったと言われています。このタイミングで、ジャニーズ事務所を退所した中居が、SMAP時代のCMに返り咲いたということは一種の皮肉と言えるでしょうね」(週刊誌記者)

メディアの“ジャニーズ忖度”が問題になっているが、『金スマ』はジャニーズ事務所からの圧力をさけるために、元々「スマ」=「SMAP」の意味を持っていた番組名『中居正広の金曜日のスマたちへ』を現在の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に改題した過去がある。

番組愛やSMAP愛が強い中居だけに、ソフトバングのCM解禁に「金スマでソフトバンクのCMが流れた!」「きゃー、金スマで、はじめてチチンペイペイCMみたー」「ジャニーズ事務所所属タレントのCMがなくなっていくなか、中居くんの強運と実力はすごいなあ」など多くのファンが喜びを露わにしていた。