タレントでインドネシア元大統領夫人のデヴィ夫人(83)が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。未成年者への性加害で取り沙汰されているジャニーズ事務所問題についての自身の発言を撤回し謝罪した。
デヴィ夫人は7月18日にX上にて「ジャニー喜多川氏の性加害問題が巷で取り沙汰されてもう長い。被害を訴える7人が『ジャニーズ性加害問題当事者の会』を結成し、国連人権理事会の『ビジネスと人権』作業部会はこの7・8月での訪日を発表。聞き取り調査を行うそうだ。日本の、一芸能事務所の問題を国際機関が調査に来るというこの事態、全く腑に落ちない。」と言及。
続けて「私はジャニー氏をよく知っている。事務所の子を我が子のように愛しく大切に可愛がり、ワゴンに沢山のお弁当を載せて自ら各楽屋に配っていた。ジャン・コクトーがジャン・マレーを愛したように、そのような特別な世界、関係性というものはある。ジャニー氏は半世紀に渡って日本の芸能界を牽引し、スターを育て、その非凡な才覚で何億何千万という人々を楽しませ、夢中にさせてきた。昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である。」と連投し、ネット上からは多くの批判を浴びるなど物議を醸していた。
そうしたなかでデヴィ夫人は一転してこの日、「過日 私はジャニー喜多川氏について庇護する発言をXに表明致しましたが、様々な報道で私の全く知らない喜多川氏の愚行を知り、驚きと共におぞましく感じました。以前の発言を撤回させていただくと共に、私の発言により傷ついた方、怒りを覚えた方に心より申し訳なく思います。」と、自身の発言を撤回したうえで謝罪を表明した。
デヴィ夫人のこうした投稿についてネット上からは「どんな立場になっても自分の非を認めて謝れるのは凄い」「すぐに謝罪できるのは素晴らしい」「どんな状況でも大人の対応をとれるデヴィ夫人様を尊敬」「デヴィ夫人のちゃんと筋を通すというかちゃんと謝罪する所本当にすごい」などの称賛の声が多く寄せられていた。