6月20日(木)、東京都内にて「眼科医が解説する『かくれ老眼』の実態と対策ラウンドテーブル」が実施された。ラウンドテーブルを開催したのは、眼鏡市場を運営する株式会社メガネトップ。
ラウンドテーブルでは、同社が実施した「目の見え方」に関するアンケート調査の結果も公表された。調査は全国の20~55歳の男女600名を対象に行われた。その結果として、以下のことが明らかになった。
・老眼を自覚しているのは全体の3割。45歳以上は半数を超える人が老眼を自覚。
・老眼を自覚していなくても、老眼と判断される基準のひとつ「人差し指の指紋が一番はっきり見える距離が30cm以上離れている」と答えたのは、全体の約3割。
・老眼を自覚していても67%の人が対策をしていない。
・老眼の対策をしない理由で一番多い(54.9%)のは、「対策方法が分からない」。
これらの結果から、老眼を自覚していない人の中にも、自覚していないだけの「かくれ老眼」が約30%の割合で存在し、なおかつ老眼の自覚があっても対策している人は少数派で我慢している人が多い、ということが分かった。
ラウンドテーブルには、眼科かじわらアイ・ケア・クリニックの梶原一人院長も登壇。梶原院長はトークセッションにて、老眼は加齢が原因なので避けられないと語った。その上で、眼科を我慢する行為は他の病気の見落としにつながる危険性もあると指摘。30代後半ぐらいの早いうちから眼鏡店に行き、老眼対策となる遠近両用メガネを手に入れることを勧めた。
こうしたニーズに応えるため、眼鏡市場では「ストレスフリー遠近」を開発。ユーザーの老眼の進行度合いに合わせて仕立てる遠近両用レンズだ。
ストレスフリー遠近は、遠近両用レンズに対する「視線の使い方に慣れない」「レンズのゆがみが気になる」「ピントが合わせづらい」といった不満を解消する商品で、利用者の多くがその名前通り「ストレスフリー」を体感している。