池ケ原湿原は、4月から11月の間は自由に訪れることができますが、NPO法人 飛騨市・白川郷自然案内人協会に依頼して、インタープリター(森の案内人)にガイドをしてもらうことも可能です。時期や場所、人数や体験したいことに応じて、オーダーメイドでプログラムを組んでもらえます。

湿原をただ歩くのも気持ちがよいものですが、植物や動物の生態系、地域に伝わる民話などの知識を持つガイドさんの話を聞きながら飛騨の森を歩くと、たくさんの発見があるはずです。

【スポット情報】
名称 池ケ原湿原
アクセス 高山駅から車で約1時間20分、飛騨古川駅から車で約1時間、富山駅から車で約1時間10分
ナビ登録 飛騨みやがわ考古民俗館/岐阜県飛騨市宮川町塩屋104

棚田と板倉の里 種蔵集落

種蔵(たねくら)集落は、農村の原風景が今なお残る、飛騨市宮川町の集落です。石積造りの棚田が広がり、板倉が点在する里山の風景は、環境省の「かおり風景100選」や「ぎふの棚田21選」にも選ばれています。

宮川に面した標高450メートルの段丘の地形が特徴で、中央に雪解けの水を利用した水路と水田、主屋がつくられ、両側の斜面に畑と板倉(板でできた倉)がつくられてきました。石積造りの棚田にした理由は、限られた面積でできるだけ多くの稲を育てるためです。

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