ちくわやはんぺんといった練りもの製品などで知られる株式会社紀文食品。紀文食品はお正月とおせち料理の大切さを次世代に伝えていきたいという思いから「家族でつくろう!お正月プロジェクト」を展開している。このプロジェクトの一環として、全国の男女1000人を対象に「2025年おせちトレンド調査」を実施した。
おせち料理を用意する予定について質問したところ、36.6%が「ある」と回答。「ない」と回答したのは38.5%、「検討中」と回答したのは24.9%だった。
「ある」「検討中」と回答した人に「どのように用意する予定ですか?」と聞くと、「手作り」が15.3%、「手作りと既製品の両方」が35.3%、「既製品」が39.2%で、手作り派が50.6%と全体の約半数を占めた。
おせち料理は準備に手間がかかるものだが、「準備にかける時間は減らしたいと思いますか?」という質問には、「とても思う」が29.0%、「まあ思う」が32.8%と時短ニーズが約5割あることが判明。
おせち料理を手作りしない(できない)理由への回答でも、1位が「準備の時間がないから」(29.5%)で調理時間がネックとなっていることがうかがえた。また、この質問への回答の2位は「市販品を買った方がおいしいから」(27.7%)で、手作りが難しいおせち料理は既製品を買って用意するという意向が表れていた。
昨今は物価高に悩まされている家庭が多いが、おせち料理にかける予算についてへの回答では「変わらない」が54.6%で第1位。予算を変えない理由については、「1年の初めなので多少はお金をかけたい」「家族でおせち料理を囲むことを大切にしたい」とのことだった。
予算の金額は、一番多かったのは「1万円以上2万円未満」(22.4%)、次が「1万円以上5000円未満」(22.1%)、その次が「5000円以上1万円未満」(18.5%)だった。
おせち料理を自分で用意する人の中で、「既製品を購入」または「既製品と手作りの両方」と回答した人にどういったタイプの既製品を購入するのか聞いたところ、「単品」(57.2%)と「セットもの」(18.2%)との回答があり、多くの人が単品やセットを組み合わせて好きな料理を選んでいることが分かった。
今回の調査で明らかになった「準備にかける時間を減らしたい」「自分や家族の好みの味を楽しみたい」というニーズに応えるアレンジレシピを紀文食品は公式サイト(https://www.kibun.co.jp/recipe_category/osechi_r/)に掲載し、おせち料理の華やかな新しい食べ方を紹介している。