どのメニューもおいしく、お客さんの入り具合を見ても人気があるのがよくわかります。

屋内席もありますが、過ごしやすい季節なら、ルテニシェ・パリッシェ・ザンクト・マリア(ルター派地区聖マリア教会)が見えるテラス席がおすすめです。

マールブルクは、グリム童話だけでなく、聖エリザベート教会があることでも知られています。

聖エリザベートは、13世紀にハンガリーの王女として生まれ、ドイツ中部のチューリンゲンの方伯へ輿入れした女性。夫を亡くした後マールブルクへやってきた彼女は、修道士のもとに身を寄せ、貧しい人や病人の救済に尽力し、24歳という若さで亡くなったそうです。1235〜1283年にかけて、ドイツ騎士団が彼女の墓の上に建てた教会が、この聖エリザベート教会です。

旧市街から少し離れた町の北側に位置していますが、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

次ページ