シリアの東グータ地区内で支援する医療施設からのデータを集計した国境なき医師団(MSF)は、政権軍による攻撃が激化した2018年2月18日以降の2週間で、1日平均344人が負傷し、71人が死亡していることを明らかにした。数字は、医療施設が爆撃され、医療従事者が疲弊し、医療物資が不足するなかで、一度に多数の負傷者が絶え間なく運び込まれたことを示している。
データはMSFが同地区で全面支援する医療施設10ヵ所と、地区内でMSF…
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混迷するシリア情勢「日々高まる絶望と疲弊」1日平均71人が死亡する地区も